代表メッセージ

沖縄県琉球赤瓦漆喰施工協同組合 代表理事

田端 忠

赤瓦職人の世界は、昔は世襲や縁故が中心で、興味があっても入り方がわからない閉ざされた業界でした。 沖縄の赤瓦施工には資格制度もなく、職人になる道が不透明でした。
そこで私たち組合は、沖縄県と協力して琉球赤瓦の試験制度を立ち上げました。 ものづくり体験教室や出前授業を通じて、興味を持った人が一歩踏み出しやすい環境づくりを進めています。

私自身も父が瓦職人でしたが、最初は「絶対やらない」と思っていました。 でも父の仕事ぶりに惹かれ、自分もやってみたいと思うようになり、初めて一軒仕上げたときの美しさに心を奪われ今に至ります。

また首里城のような大規模現場では、個人の技術だけでなく、職人をまとめる力も必要です。 仲間と力を合わせて「沖縄の赤瓦って美しい」と言ってもらえる仕事を目指しています。

この技術と美観を100年、200年先まで残していくためにも、労働時間の整備や古い慣習の見直し、後輩を育てる風通しの良い職場づくりにも取り組んでいます。
沖縄が好きで赤瓦に興味がある方、ぜひこの世界に飛び込んできてください。屋根の上から見える景色は、きっと特別なものになりますよ。

先輩の声

赤瓦職人 堀切 元気

働き方を工夫すれば、女性も働ける仕事です。

前職を辞めたいと思っていた頃、行きつけの居酒屋で組合の副理事長を紹介され、「職人」という響きに惹かれて、瓦職人になる決心。 実際に始めてみると、瓦職人の仕事は想像以上に奥深く、常に考えながら進める仕事だと感じました。 先輩の仕事を見て「自分にもできそう」と思っても、やってみると全然うまくいかず、そこが最初の難しさですね。 瓦職人を続ける原動力は、この技術を絶やしたくないという思いと、現場を終えて遠くから屋根を眺めたときの達成感です。 この職業は、「なぜこうなるのか」と考えるタイプの人に向いていると思います。 また働き方を工夫すれば女性も活躍できる仕事なので、一緒に楽しめる仲間が増えたら嬉しいです。

赤瓦職人 山田 親哉

技術やスピードを競い合えるのも、この仕事の醍醐味。

観光業界からリフォーム会社に転職した際、初めて「赤瓦職人」という仕事を知りました。 「手に職をつけたい」という思いがきっかけで、厳しそうなイメージもありましたが、同世代が多く、楽しく働くことができています。 先輩も多く、学びたい人には開かれた職業だと思います。
最近では首里城の瓦にも関わる機会があり、多くの人の目に触れる仕事ができたのは貴重な経験でした。
この仕事は、部活以上に足腰が鍛えられ、技術やスピードを競い合える場でもあります。 競うことが好きな人にはぴったりなので、ぜひ一緒に挑戦しましょう。